2010年12月30日木曜日

何から始めていいか分からない人のために


・行けたら行ってみたい
・いつかは行ってみたい
・お金があれば行きたい
・良いモノがあれば行きたい



こんな風に漠然と興味を持っている人が留学の場合は特に多いと思います。


長期間の留学であれば、現在の職業をどうするのか、費用面はどうするのか、周りの人の賛成を得るにはどうしたらいいのか、など簡単ではない課題が出てきてしまうため、なかなか具体的に進めることができないのが通常だと思います。


ただ漠然としている状態のままでは、残念ながら何も進みません。


せっかくこのブログまでたどり着いたのであれば、自分の漠然とした気持ちに真剣に向き合って、少しでも具体的するために頑張ってみて欲しいです。
その結果、留学はやめることになったとしても、次の目標を立てたり、新しいことにエネルギーと時間を使うことができると考えれば一度真剣に考えることは決して無駄なことではないと思います。


そして、ここでは”漠然””具体的”にするために一つ一つやり方をアドバイス致します。


私が実際に行っていた留学カウンセリングを文章化したものです。
本当に整理をしたいと思われる方は、紙をペンを用意してください。
そして、下記のアドバイスをもとに一つずつの希望を書き込んでいってください。






1. 行きたい国
行きたい国や都市は決まっていますか?
複数ある場合は、複数のままで構いません。その他の条件で絞りこんでいきましょう。


【決まっている方】
その希望の国名と都市名を紙に書き込んで次に進んでください。


【決まっていない方】
「田舎か都会か」、「暖かい所か寒い所か」、「物価が安い所がいい」など理想とする環境を書き出してみて下さい。
スノボーがしたいのでカナダにする、など「学校以外の時間はどんなことをしたいか」を基準に決める方もいます。



2. 行きたい期間
せっかく留学に行くのであれば、どれくらいの期間海外で生活をしたいですか?
期間を整理するには、下記のポイントに沿って2つの期間を考えてみてください。


【最低でも行きたい滞在期間】
せっかく留学に行くのであれば、○ヵ月以上は最低でも海外で生活したい。それ以下ではあれば、行くこと自体をやめると考える最低期間です。


【理想とする滞在期間】
理想は○ヵ月は海外で生活したい。予算や色々な要素を全部抜きにしたときに、理想とする滞在期間です。



3. 出発時期
仮定で構いませんので、希望の出発時期を整理してみましょう。
ここも下記のポイントに沿って2つの時期を考えてみて下さい。


【最短で出発できる時期】
もし行くとしたら、一番早くていつ頃には出発できますか?
お仕事の都合、家庭の都合など、色々な状況を考慮して出発できる最短の時期を計算してみてください。


【一番遅くて、いつまでに出発したいか】
いつかは行かれば・・・と言っても限界はあると思います。
「遅くても○○歳までには行きたい」、「来年中には行きたい」などその時期を越えるようであれば、留学自体やめると考えるリミットとする時期を考えてみてください。



4. 予算
安ければ安いほど良い、ということが大前提であるとして、ここでは予算の上限を設定してみてください。
ここも下記のポイントに沿って整理してみてください。


【予算の上限】
一番遅い出発時期に対して、どんなに頑張っても用意できる限界の予算の限界。
本人が希望するしないは抜きにして、考えられる親族からの援助の金額の上限。
それを加味した上で、これ以上かかるようであれば留学自体をやめると考える予算の上限を計算してみて下さい。


※ヒント
どれくらいが相場による、といった考え方もあるかと思います。
相場に関しては、その人の生活スタイルや留学先、留学内容によって異なってきてしまいますが、一度日本での場合を目安にしてみてください。
例えば、東京で1年間一人暮らしをしたら、生活費だけで120万~180万円はかかると思います。
留学の場合は、更に学費、航空券代金、保険代金、なども加わってきます。
物価の違いはあるとしても、日本で生活した場合と同じくらいの費用が外国で生活しても必要になることを基本としておいた方が良いです。



5. 目的・目標
留学に行きたいと考えた背景には、必ず目標や目的もあるはずです。
「TOEICで900点以上を取る」など明確な目標もあれば、「一度外国に住んでみたかった」「リフレッシュがしたい」などを目的とする人もいるかと思います。
せっかく行くのであれば字幕なしで映画が見れるようになりたい、という考え方も良いと思います。
留学を通してチャレンジしてみたいこと、経験したいこと、達成したこと、たくさん書き出してみてください。


【最低条件の整理】
たくさんの希望の中で、”これが達成(経験)できないのであれば留学自体行く意味がない”というものを更にピックアップしてください。



まずこの1~5までが整理できれば、あなたの留学の軸はほとんど決まったことになります。
更に具体的にするために、下記の項目も整理してみましょう!


次の項目からは、優先順位がどうなるのか、という観点で考えてみください。



6. 学校の質
せっかく行くのであれば、質の良い学校に行きたいと思うのは当然だと思います。
ここでは、先ほど整理した期間と費用と比較して考えてほしいと思います。
下記のポイントに沿って整理してみましょう!


【優先順位の整理】
●期間と費用を優先 → できるだけ安く理想とする期間留学したい
●質と期間を優先 → 予算の上限ギリギリでも学校の質は優先し、理想とする期間は留学したい
●費用と質を優先 → 期間が短くなってしまっても学校の質は優先し、予算も余裕を持ちたい



7. アルバイト
国やビザの種類によって、留学先でアルバイトが許可されないことがあります。
更に語学力によっては、本人の働く意欲があったとしても雇ってもらえない可能性もあります。
アルバイトに関してはやれることに越したことはないですが、下記どのタイプに当てはまるか確認してみてくださ。


【日本語しか使わないアルバイトであっても必ずやりたい】
このタイプであれば、日本で用意するべき予算はだいぶ減らして計画しても良いですが、行ける国やビザの種類は限定されてきます。


【英語を使う仕事であればやりたい】
このタイプですが、”アルバイトを通して英語を学ぶ”という考えであれば、現実雇い主を見つけることができないと思います。
それは、日本語が十分に話せない外国人を、日本語と仕事を教えて更にアルバイト代を支払うことをイメージしたら分かると思います。
出発前の段階で英語力に自信がない方は、「日本語の仕事でもやりたいと思うか」「日本語の仕事なら勉強を優先したいと思うか」を一度整理しましょう。


【やれたらやりたいが、勉強が優先】
このタイプは、国や留学内容を優先して考えていきましょう。
その結果、アルバイトができる留学先・留学内容であれば、実際に留学生活を始めてから決める考えで良いと思います。


【アルバイトをするつもりは全然ない】
このタイプであれば、国やビザの種類は自由に選ぶことができます。
国や留学内容を優先して考えていきましょう。



いかがですか?
一つ一つの項目を整理したら、”漠然”としていたものが”具体的”になったと思います。


ポイントは ”留学行くことをやめる(すっきりと諦める)ことができる境界線” を自分の中で明確にすることです。


その境界線がぼやけているため、ずっと漠然のままでいてしまうのだと思います。
留学のカウンセリングとは、実際のコミュニケーションを通して、上記の項目を整理していくものです。
もし、一人でできない方は、留学会社のカウンセリングを受けてみるのも良いと思います。


漠然とは、情報が足りないから漠然なのではなく、自分の中で真剣に整理ができていないから漠然なのです。
まずは、自分の希望を整理して、具体的にできれば、必要な情報も明確になってきます。


大変な作業かと思いますが、頑張ってみて下さい!

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